2020年2月15日放送のチョイスで、女性に多い膀胱炎について紹介されました。
膀胱炎になると頻尿や排尿した後の下腹部の痛み、残尿感などの症状があるようです。
尿道から入り込んだ細菌の他、結石が原因になることもあるようですよ。
女性に多い膀胱炎について教えてくれたのは日本大学附属板橋病院泌尿器科主任教授の高橋悟先生です。
女性に多い!あなどれない膀胱炎とは?
頻尿や排尿した後の下腹部の痛み、残尿感などの症状があらわれます。
主な原因は、大腸菌が尿道から膀胱まで入り込み、炎症を引き起こします。
しかし、抗菌薬でよくなる場合が多いです。
飲み薬で3〜7日で改善するようです。
処方された薬を全部、飲みきることが大事です。
途中でやめると再発することもあるようですよ。
また、膀胱の中にできた結石が原因になることもあるようです。
膀胱炎を放置しておくと、重症化して腎臓にまで細菌による炎症が起こる「腎盂腎炎」や膀胱の粘膜の下にある間質まで炎症が及ぶ「間質性膀胱炎」になると長引くことが多いやっかいな病気だそうです。
細菌による急性膀胱炎の予防とは?
- 水分をしっかりととる。
→水分を十分にとることで排尿による膀胱内の細菌を流し出します。 - お尻の拭き方に注意。
→大腸菌が尿道に入らないようにお尻は前から後ろに拭く。 - 陰部を清潔に保つ。
→生理用品や尿もれパッドをこまめに交換。 - 性交渉での感染に注意。
→性交渉前は、シャワーで隠部を洗う。
→性交渉後は、すぐに排尿して細菌を流しだす。 - クランベリージュースを飲む。
→クランベリージュースには膀胱粘膜に細菌がつきにくくなる成分が含まれています。
膀胱炎が重症化するとなる腎盂腎炎とは?
整体や接骨院、湿布などで対応しながらも病院には行かず腰痛を我慢。
すると、体に異変が起こり、急な倦怠感や発熱の症状が起こりました。
腎盂腎炎は意識障害や内臓不全を引き起こしてしまうそうです。
また細菌が血液の中に入り敗血症になることもあるようですよ。
抗菌薬の点滴で入院して個人差はあると思いますが5日ほどで改善するようです。
腎盂腎炎の症状とは?
- 38℃以上の高熱
- 背中・腰の痛み
- 吐き気・寒気・全身倦怠感
膀胱炎だけでは発熱しません。
発熱と背中・腰の痛みがあったら泌尿器科の受診をおすすめするようです。
飲み薬では1〜2週間・重症の場合は点滴1〜2週間ほどで改善するようです。
しかし、閉経後の女性には抗菌薬の効果がない場合は、薬剤耐性菌(薬が効かない細菌)が多いので尿培養検査でどの薬が効果があるかを調べる必要があります。
まとめ
高橋悟先生いわく、膀胱炎を恥ずかしがらずに、泌尿器科への受診をすすめています。
重症化しないように早めの受診が大切ですね!
「私は、大丈夫」という根拠のない自己判断は危険ですね。